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2023/08/24 19:11

今回は元プロツアーで歴戦を繰り広げてきた岸選手に「DRIVE50D」をインプレッションして頂きました!
是非、参考にしてみてください。
以下、岸選手インプレッション


EliteWheels DRIVE 50D インプレッション」

「見た目」 100点
まず見た目。カーボン柄にシンプルな白ロゴと黒ロゴと選べるデカール
どんなフレームにも合うデザインで、近年のフレームであるエアロ性能も兼ね備えた細身のフレームが多い中
このシンプルなデザインは幅広いフレームにマッチする。


「加速性 低速」  90点
50Dを使っての実走。万能な走行性を感じた。
このホイールのターゲット層に必要な漕ぎ出し一歩目から50mmハイトホイールでは感じたことのない軽さ
その層の走る場所が信号の多い市街地やインターバルのない場所やイベントなどでそういったところを走る方には出る方にベストなパフォーマンスを感じた。


「加速性 高速」 60点
リムハイトが高いメリットとしてダンシングなど踏み込んだ時にカーボン特有の反発が推進力に変わるといったところがもう少し欲しい
高速で進むアップダウンや高速域からの加速・スプリントには「伸び」がほしいのと、
細かなインターバルがかかった時に50mmハイト特有の安定感やスプリント時の「かかり」の良さが物足りない印象。

「高速巡航性」 80点
いわゆるディープリムにカーボンスポークというと空力と巡航性の優れている印象だが
DRIVE 50Dである程度強度を出し続けたり、40km超えてくると50mmハイトの良さである高速時の押し出し感や、その領域の安定感が薄い
が、ターゲット層であるビギナーライダーが走る40km迄の速度域では安定して速度維持が可能な点は評価基準としては高い。

「登坂性能」70点
50Dに限って言わせてもらうと登りで軽さは正義だが、リムとスポーク、ホイール自体の軽さに対してハブが軽量かつセラミックベアリングが入っていて
軽量化を求めすぎたことにより、剛性が欲しいところに剛性が伴ってないので、トルクやパワーがかかった時のバイクの伸びにその軽さが仇となっている
登坂ダンシングよりもシッティングの方が感触はよかったので重量級ライダーよりは軽量級ライダーのケイデンス登坂に向いている
登りが苦手なライダーでもホイール自体は軽いので軽快に走れるだろう。

「快適性」 70点
悪路などではあまり良い感触持てなかった
リム幅が少し前の規格で、ライド時は近年流行りの28cで5.5berで走りましたが、リムとの幅の差が出て振動をよりダイレクトにもらってしまう印象
なので、25cで少し空気圧を高めで走るとマッチすると思うし、バイクとリムハイトの相性もあるので別の使用で乗ってみるのも興味深い。

「ハンドリング」80点
急な下りなどの急制動や長い時間ブレーキをかけ続けた際のホイールの挙動が激しいので
コーナーは重心移動をしっかり行い、狙ったラインをトレースすれば問題なく走ってくれる
ビギナーライダーというよりは中上級者である程度テクニックが備わっていればすごく扱いやすいホイールだと言えるだろう。


「コストパフォーマンス」 95点
カーボンホイールを初めて導入するにあたってコストパフォーマンスは100点
「リム」「スポーク」「セラミックベアリング」と三拍子揃っているのにも関わらず17万円という破格の値段
他社のホイールを見ればわかるが、スペックでみたら30万は超えるホイール
だが、ある程度走ってるライダーが導入するとなると少し物足りない印象なので−5点。


「総括」
あくまで岸個人の意見を率直に書かせていただいたがロードバイクにおいて軽さは正義だが、軽さだけでなくそれと同時に「剛性」も伴って欲しいポイントではあった。
なので、トップライダーよりはエンデューロやクリテリウムなどレースに挑戦してみたいビギナーライダーや、カーボンホイールが欲しいけどどれも高価で手が出ない方など、手に取りやすい価格なのでこういった方々へのニーズは期待できる。
50Dに限っていえばヒルクライムにはむいてないがそれ以外のシュチュエーションでは良さが発揮されるだろう。

乗り手のスタイルがパワー系というよりケイデンス重視で走る方や女性ライダー
よくありがちなオーバースペックの心配もなく初心者から中級者まで幅広い層にハマるホイールだと思う。







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